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ホーム > 事業紹介 > 共同公開講座「富士山静岡空港で新時代を迎えた静岡県の観光を考える」第2回

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共同公開講座 「富士山静岡空港で新時代を迎えた静岡県の観光を考える」第2回 (2011年11月24日)

  静岡県及び大学ネットワーク静岡では、県内大学教員の連携による共同公開講座「富士山静岡空港で新時代を迎えた静岡県の観光を考える」第2回を、2011(平成23)年11月24日に、アクトシティ浜松コングレスセンターで開催しました。

 第2回では「国際観光による静岡県西部地域の活性化-インバウンド観光による浜松まちなか・にぎわい創り」をテーマとして、中国の観光市場と日本のインバウンド観光の現状を考察し、中国の経済成長を取り込める静岡県西部地域での観光振興策を検討しました。

プログラム

導入講座
玉木栄一 教授(浜松大学ビジネスデザイン学部)

 


 玉木教授は、今回のテーマに関する導入部分として、日本のインバウンド観光の現状、中国観光市場の現状、浜松地域での外国人旅行者誘致対策について講義を行いました。

<ポイント>

  • 訪日外国人観光客数は東日本大震災直後は前年比を大きく下回ったが、回復傾向にある。その中でも、訪日中国人観光客数はに関しては10月には前年同月並みになった。(ただし2010年10月は尖閣諸島の問題で観光客数が低下していた)
  • インバウンド観光は、外貨を獲得できる輸出産業である。
  • 少子高齢化や産業の空洞化等が進む日本において、交流人口の拡大は経済活性化・地域開発のために不可欠であり、海外市場での観光振興策、特に経済発展が著しい中国市場向けの策が重要となる。
  • 観光振興策は街を挙げての取組が必要となる。

浜松を訪れた中国人旅行者のアンケート調査結果報告

 

 浜松大学4年生の塚本晃裕さんとレンレンさんが、浜松市内のホテルに宿泊した中国人観光客に対して行ったアンケート調査の結果を報告しました。

 <調査結果で参考となる点>

  • 上海、浙江省の居住者が多い。
  • 東京-大阪間の周遊型ツアーが多い。
  • 日本で使う金額の平均は約22万円。
  • 東京、富士山が人気。
  • 信頼の高い情報源はインターネット。
  • 浜松の観光情報が少なく知名度が低い。
  • 日本旅行の満足度は79%と高い。

富士山静岡空港利用に関するアンケート調査結果報告

 
 浜松大学大学院のチン ギョウシュンさんが、大学在籍の中国人留学生向けに行ったアンケート調査の結果を報告しました。

 

 <調査結果から分かったこと>

  • 留学生の82%が名古屋空港を利用、富士山静岡空港を利用した学生は7%と少なかった。利用しない理由としては、便数が少ない、航空運賃が少ない等の理由であった。
  • 今後、帰省などでの利用の可能性がある。
  • 留学生の好きな県内観光地は、富士山・伊豆。浜松市内では浜名湖が大きく他を引き離してトップだった。

パネルディスカッション

 
  パネリスト

   小田和彦氏(中国訪日需要喚起に関する勉強会事務局、日本航空株式会社国際提携部中国室課長)

   伊藤規晃氏(浜松まちなかにぎわい協議会事務局) 

  コーディネーター

   玉木栄一教授(浜松大学)

 パネルディスカッションでは、今までの訪日旅行者誘致活動と成果、震災の影響とその対策、富士山静岡空港の利用促進等をテーマにパネリストのお二人に御討議いただきました。

 

 日本航空は、観光業のほか小売業、製造業など多業種の30社がメンバーに名を連ねる「中国訪日需要喚起に関する勉強会」の事務局を務めており、小田様からは、観光庁に提出した「中国訪日旅行需要喚起に関する提言」の内容等についてご紹介いただきました。

 空港を生かした振興策としては、日本語・英語を話せない中国人旅行客向けに、空港を起点とした中国語対応コールセンター・パッケージサービスの導入のほか、乗り継ぎ利用者向けのサービス等を提案されました。

 

 伊藤様からは、浜松まちなか協議会で取り組まれている「おもてなし隊」の活動や、東日本大震災後の浜松市街地の中国人観光客の来訪者、宿泊者の状況等をお話いただきました。「おもてなし隊」では、店主向けの中国語研修や、留学生の支援による中国語メニューの作成等により、中国人観光客の受け入れ体制を整えています。

 空港を生かした振興策としては、富士山のブランドを生かした食料品・飲料でのタイアップによるプロモーションを提案されました。

 

 御来場いただいた皆様、ありがとうございました。